コンテンツマーケティングとは?意味やメリット・デメリットを解説

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公開日:2025/02/11 更新日:2025/04/10
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コンテンツマーケティングとは?意味やメリット・デメリットを解説

マーケティングの推進をされている中で、「広告の効果が頭打ちになってきた・・・」「SNSを更新してもなかなか成果につながらない・・・」そんな課題を感じているマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。矢野経済研究所が2023年に行った調査(https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3397)によると、オウンドメディアの普及や働き方の多様化を背景に、コンテンツ制作のアウトソーシング市場も拡大を続けるという報告もあります。その中でも、Webコンテンツや記事制作を含む分野は注目されています。

この記事では、コンテンツマーケティングの基本的な考え方からメリット・デメリット、活用事例や、よくある失敗例などを、わかりやすく解説します。「何から始めればいいかわからない」という方も、何かのご参考になりましたら幸いです。

◆目次

  1. コンテンツマーケティングとは?
  2. コンテンツマーケティングの具体例
    1. ブログ記事の制作
    2. ホワイトペーパーの制作
    3. ウェビナー(オンラインセミナー)の実施
    4. SNS投稿による情報発信
  3. コンテンツマーケティングのメリット
    1. 費用を抑えつつ広告費の削減につなげることができる
    2. 中長期的な集客が可能(資産型メディアとして育てることができる)
    3. お客様との信頼関係が構築できる(売り込まない情報提供ができる)
    4. リード獲得→顧客育成(ナーチャリング)にもつながる
  4. コンテンツマーケティングのデメリット
    1. 継続的に更新し続けるための運用体制が必要
    2. お客様目線でコンテンツ制作を行わないと的外れなコンテンツになってしまうことも
  5. コンテンツマーケティングの始め方や流れ
    1. ステップ1:ターゲット(ペルソナ)を明確にする
    2. ステップ2:カスタマージャーニーを設計する
    3. ステップ3:コンテンツの種類・媒体を選定する
    4. ステップ4:運用体制をつくる(更新頻度・担当者など)
    5. ステップ5:効果測定と改善をPDCAサイクルで回し最適化を図っていく
  6. まとめ(コンテンツマーケティングを成果につなげるために今できることから始めよう)
 

1.コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって有益で価値のある情報(=コンテンツ)を継続的に発信することで、見込み顧客との信頼関係を構築し、最終的には自社の商品やサービスの購買につなげていくマーケティング手法です。
単なる商品紹介やサービスの宣伝ではなく、「ユーザーの課題を解決する情報」「意思決定を後押しする知識」「企業の専門性を伝えるナレッジ」などを提供することによって、顧客との長期的な関係を育てることができます。

従来のリスティング広告やバナー広告のように、瞬間的なアプローチで成果を狙う「プッシュ型」の手法とは異なり、コンテンツマーケティングは「プル型(顧客に見つけてもらう)マーケティング」として、自然な形での認知獲得・興味喚起・信頼獲得を目指します。
そのため、売り込み色が薄く、ユーザーからの拒否感が少ないのが特徴です。ユーザーの行動を妨げず、むしろ「役に立つ」「また見たい」と思わせることで、ファン化や購買への導線を築いていける点が、現代のマーケティング施策において高く評価されています。

2.コンテンツマーケティングの具体例

コンテンツマーケティングの具体例

コンテンツマーケティングと一口に言っても、その手法は多岐にわたります。目的やターゲット層、導入フェーズに応じて適切なコンテンツの種類を選定することで、効果的な情報提供とリード獲得が可能になります。以下に、代表的なコンテンツ形式とその特徴を紹介しますのでこれから行っていきたいことなどございましたらご参考にしていただけましたら幸いです。

●コンテンツの例

①ブログ記事の制作

SEO対策として最も一般的で、検索流入を増やすのに効果的です。ユーザーの課題に寄り添う内容を継続的に発信することで、認知獲得からリードの育成まで行うことができます。

②ホワイトペーパーの制作

専門性の高い情報をまとめた資料で、ダウンロード時に見込み顧客の情報を取得することができます。主にBtoB領域で活用され、リード獲得や顧客育成(ナーチャリング)に効果的です。ホワイトペーパーの制作は、提案資料やセミナー後のフォローコンテンツなど幅広く活用することもできます。

ホワイトペーパーにご興味をお持ちの方は以下の記事をご覧ください。

▼記事はこちら
 ホワイトペーパーとは?作成におけるポイントと活用術を解説!

▼ホープンがご用意している「ホワイトペーパー」が気になる方は以下をご覧ください。
 お役立ち資料のダウンロード

③ウェビナー(オンラインセミナー)の実施

リアルタイムでお客様と接点が持てるため、お客様との双方向コミュニケーションが可能です。導入を検討しているお客様に対して、情報提供による理解の促進と信頼構築を図ることができます。

※ウェビナーに関しては、撮影スタジオのお貸出しや、プロカメラマンによる撮影支援・動画編集をさせていただいたコンテンツをアーカイブ配信でご活用いただくなども可能です。
 撮影スタジオや動画編集などに関してにご興味をお持ちの方は以下をご覧ください。

▼詳細はこちら
 撮影スタジオ・撮影・動画編集 | ICHIGO ICHIE DIGITAL SETAGAYA STUDIO

④SNS投稿による情報発信

SNS投稿
SNSは、拡散力があり、ブランドのファン層づくりや認知拡大に向いています。X(旧Twitter)やInstagramなど、媒体特性に応じた運用を行うのがおすすめです。取り組みなどをSNSにより気軽に発信することで、親近感を持たせることができます。
たとえば当社ホープンでも、公式SNSアカウントを通じてのコンテンツの制作事例や新サービス、社内の取り組みなどを発信していますので、ぜひご覧ください。

▼ホープン公式X(旧Twitter)
 BST 編集部✍️《Business Support Tips》 | 業務改善のお役立ちメディア

その他にも、プレスリリースや、お客様向け提案資料、社内研修資料、メールマガジン、LP(ランディングぺージ) などがございまして、企業で制作し情報発信される様々な制作物がコンテンツの対象となります。
このようなコンテンツを制作し発信することで、ブランド認知を高めることができます。

3.コンテンツマーケティングのメリット

ここではコンテンツマーケティングのメリットについて解説していきます。

①費用を抑えつつ広告費の削減につなげることができる

コンテンツマーケティングが活性化することで、通常のWeb広告と比較して費用を節約し、広告費を削減することができます。テレビCMやポスター広告、Web広告などの従来の広告は一定の露出期間が決まっており、広告が掲載されている間は一定程度の広告効果が期待できますが、露出が終わるとその話題性は急速に衰え、一過性のものになってしまいます。一方で、コンテンツマーケティングは、Web広告のように出稿ごとに費用が発生するわけではなく、自社のブログやオウンドメディア、SNSなどを通じて情報を発信するため、一度コンテンツを制作すれば半永続的に露出することができます。

②中長期的な集客が可能(資産型メディアとして育てることができる)

コンテンツは公開直後よりも、時間の経過とともに検索エンジン経由での流入が増えていく傾向にあります。継続的にコンテンツを積み重ねていくことで、自社メディア自体が「資産」として育ち、広告に頼らずとも自然流入を得られる状態になります。結果として、企業のマーケティング基盤が強化されていきます。広告に頼らず自社コンテンツだけで集客できるようになるため、中長期的な視点から見れば、費用対効果が高いといえます。

③お客様との信頼関係が構築できる(売り込まない情報提供ができる)

直接的な商品の売り込みではなく、お客様にとって役立つ情報や知識を提供することで、企業に対する信頼感が自然と醸成されていきます。たとえば「課題解決のヒント」や「業界の最新動向」など、お客様が求めている情報を先回りして届けることで、「この会社なら安心できそう」という印象につなげることができます。

④リード獲得→顧客育成(ナーチャリング)にもつながる

ホワイトペーパーのダウンロードやメルマガ登録などを通じて、見込み顧客の情報を取得し、その後段階的にコミュニケーションを深めていくことができます。継続的に役立つコンテンツを届けることで、顧客の検討フェーズを進め、自社サービスへの理解と関心を高めるナーチャリング施策として機能します。

4.コンテンツマーケティングのデメリット

効果的に運用すれば大きな成果をもたらす手法ですが、始める前に理解しておくべき注意点もあります。以下にデメリットについても解説いたします。

①継続的に更新し続けるための運用体制が必要

記事やホワイトペーパー、SNS投稿など、コンテンツは一度作って終わりではなく、継続的に制作・改善・発信し続ける体制が求められます。また、更新が止まってしまうと検索順位が下がったり、お客様の信頼を失ったりする恐れも。企画・執筆・チェック体制の確保が必要です。

継続的なコンテンツ制作を行うにあたり、デザインや制作を外注するのも一つの選択肢です。
ホープンは、資料のブラッシュアップやホワイトペーパーの制作だけでなく、その他、動画制作から印刷までワンストップでコンテンツ制作のご支援が可能ですのでお気軽にご相談ください。

②お客様目線でコンテンツ制作を行わないと的外れなコンテンツになってしまうことも

ペルソナやニーズを明確にしないまま制作を始めてしまうと、読者に刺さらない=成果につながらないコンテンツになってしまうリスクがあります。そのため、コンテンツ制作の際には、「自社目線」の情報ばかりにならないよう、常にお客様が何の情報が知りたいのか、お客様視点を持つことが欠かせません。そのためには、コンテンツ制作を行うにあたり、事前にペルソナ設定やどんな情報が知りたいのか調査・分析をした上でのコンテンツ制作が大切です。

ペルソナ」についてご興味がある方はこちらの記事をご覧ください。

5.コンテンツマーケティングの始め方や流れ

コンテンツマーケティングは、ただ記事を書いて発信するだけでは成果につながりません。目的を明確にした上で、戦略的に設計・運用していくことが重要です。ここでは、導入に向けた基本的なステップをご紹介します。

ステップ1:ターゲット(ペルソナ)を明確にする

まずは、誰に向けて情報を届けるのかを明確にすることが大前提です。年齢・職業・業種・抱えている課題・情報収集の手段などを具体的に想定し、「この人なら読みたくなる」ようなコンテンツ設計を行いましょう。
ペルソナ設定を丁寧に行うことで、企画や言葉選び、配信チャネルまで一貫性が生まれます。ペルソナについてご興味がある方は以下の記事をご覧ください。

▼ペルソナについての記事はこちら
 【具体例つき!】ビジネスにおける「ペルソナ」とは?意味や設定方法を知り、マーケティングの精度を高めよう

ステップ2:カスタマージャーニーを設計する

お客様がどのようなプロセスで自社商品・サービスに興味を持ち、購入や契約に至るのか。その流れ(カスタマージャーニー)を可視化しましょう。
たとえば、「認知 → 興味 → 比較検討 → 購入 → ファン化」といった段階ごとに、どのタイミングでどんな情報が必要かを整理することで、コンテンツの役割が明確になります。

ステップ3:コンテンツの種類・媒体を選定する

認知段階ではブログ記事やSNS投稿、比較検討段階ではホワイトペーパーや事例紹介、購入後のフォローではFAQやメルマガなど、目的に応じたコンテンツタイプを選定することが重要です。
また、自社のターゲットが日常的に利用するプラットフォーム(Google検索、Instagram、YouTubeなど)を考慮し、最適な媒体で配信すると効果を最大化することができます。

ステップ4:運用体制をつくる(更新頻度・担当者など)

継続的に発信していくためには、社内の体制づくりが不可欠です。誰がどの作業を担当するのか、どれくらいの頻度で更新するのか、制作フローはどうするのかといった実行可能な計画と役割分担を設計しましょう。
コンテンツ制作は、外部パートナーや、BPOサービスを活用することも、選択肢の一つです。

ホープンは、資料のブラッシュアップやホワイトペーパーの制作だけでなく、その他、動画制作から印刷までワンストップでコンテンツ制作のご支援が可能ですのでお気軽にご相談ください。

ステップ5:効果測定と改善をPDCAサイクルで回し最適化を図っていく

コンテンツは作って終わりではありません。どのコンテンツが読まれ、どれが問い合わせや資料請求につながったのかを数値で把握し、改善に活かすことが成功の鍵です。
PV(閲覧数)やCV(コンバージョン)、直帰率、流入元などを定期的に分析し、内容の見直しやタイトル・導線の改善を行っていきましょう。

コンテンツは作って終わりではありません。どのコンテンツが読まれ、どれが問い合わせや資料請求につながったのかを数値で正確に把握し、改善に活かしていくことが成功の鍵です。

たとえば、オウンドメディアの運営の際には数値計測を行っていきましょう。Googleアナリティクスを活用したパフォーマンスの可視化がおすすめです。PV(閲覧数)、滞在時間、直帰率、流入元、コンバージョン数(CV)などを把握することで、「成果が出ているコンテンツ」と「改善が必要なコンテンツ」を客観的に判断できます。

Googleアナリティクスに関しては、お役立ち資料をご用意していますので以下をご覧ください。

▼Googleアナリティクスに関するお役立ち資料はこちら
 前編:Googleアナリティクスの基礎知識(前編)
 後編:Googleアナリティクスの基礎知識(後編)

6.まとめ(コンテンツマーケティングを成果につなげるために今できることから始めよう)

6.まとめ(コンテンツマーケティングを成果につなげるために今できることから始めよう)

コンテンツマーケティングは、企業が消費者に対して情報や価値を定期的に提供することで、信頼関係を築くことができる手段です。商品やサービスの認知度向上や購買促進を図ることができるため、コンテンツ作りは重要です。
しかし、コンテンツ制作には時間がかかり、リソースが限られているため、自社だけでは思うように取り組むことができないという方も多いと思います。その場合は、コンテンツ制作を外部に委託するのも一つの選択肢です。

ホープン(旧社名:プリントボーイ)では、人手不足によりコンテンツ制作に手が回らない・コンテンツの効果をより高めたい、というマーケティング担当者の方をサポートする「BPOサービス」をご用意しています。
資料作成や動画制作のための撮影スタジオのお貸出し、プロカメラマンによる撮影のご支援、動画編集など様々なコンテンツ制作を企画からご提案させていただくことが可能ですので、コンテンツマーケティングに関するご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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