今回の記事は「プレスリリース」に関する後編の記事となります。<前編>では「プレスリリースの基本的な特徴とその5つのメリットを、「実は効果絶大?!プレスリリースは社会的信頼とファンを作る最強ツール!特徴と5つのメリットをご紹介<前編>」というタイトルで、ご紹介しましたが、今回は<後編>として「目に留まるプレスリリース基本の構成」とコツを、「知っておきたい6つのポイント」として解説していきます。
※今回は、ホープンの事業である「ゆい吉」のプレスリリースを例にご紹介させていただきます。
(こちらのプレスリリースは、実際に2社のメディアに掲載いただきました。)
広報・マーケティング担当者の方の広報活動のお役立ちになる情報となれば幸いです。
▼ゆい吉のプレスリリースはこちら
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◆目次
1.プレスリリースの基本の「キ」となる基本の構成
1-1.レターヘッドを記載する
レターヘッドは最上段の部分のことです。レターヘッドには、発信者名・発信日・企業ロゴや商品ブランドが入ります。
ゆい吉のプレスリリースでいうと、プレスリリースの初めの左上の赤丸の部分を指します。
1-2.見出し(タイトル)にこだわる
タイトルで興味が引けないと、どんなに良い記事であっても記事の内容を読んでもらえません。
タイトルを検討する際には、「新規性」や「ニュース性」を示す単語や、数値を含めると効果的です。
※ゆい吉のプレスリリースも、オープン日など数字を追加しました。
1-3.リード文は伝えたいポイントを「5W1H」で端的に
リード文は、内容の概要を短くまとめる部分ですが、数多く発行されるプレスリリースの中、読者の方が興味を持つかどうかを判断する重要な位置にあります。
リード文を書く際には、伝えたいポイントを簡潔に、5W1Hで明示し、ニュース性を感じさせるフレーズを使用しましょう。
5W1Hは、課題解決や企画立案、業務改善の際に活用されるフレームワークで、物事を整理し、具体的な行動に落とし込むために使われます。
5W1Hは以下の6つの要素で構成されています。
5W
・Who(誰が)誰が関与するのか、担当者や関係者
・What(何を)何を行うのか、具体的な内容
・When(いつ)いつ行うのか、実施のタイミングやスケジュール
・Where(どこで)どこで行うのか、場所や環境
・Why(なぜ)なぜ行うのか、その目的や意義
1H
・How(どのように)どのように実行するか、具体的な方法や手段
1-4.本文はリード文の詳細を説明し「5W4H」を活用する
本文は、リード文を詳しく説明し、読者が興味を深められるようにしましょう。その際には、「5W4H」を活用するのがおすすめです。5W4Hも、課題解決や企画立案、業務改善の際に活用されるフレームワークです。
「5W」は、「1-3」のご案内と同じ内容ですので、ここでは「4H」の要素をご紹介します。
4H
・How(どのように)どのような手順で進めるか
・How much(いくらで)費用、予算
・How many(どれくらい)数量、規模
・How long(どのくらいの期間で)期間、時間
このフレームワークを活用し、プレスリリースで伝えたい内容を漏れなく盛り込みましょう。
たとえば、サービス開始日、場所、関係者などを具体的に記述し、読み手に分かりやすく情報を提供することが大切です。
また、プレスリリースは単にメディアにニュースを届けるためのツールだけでなく、
オンライン上での検索順位向上(SEO)にも有効な手段となります。
プレスリリースを書く際には、読者に届けるだけでなく、検索エンジンからも高く評価されるよう工夫すると、より効果が高まるためおすすめです。
1-5.発信元情報を明記する
プレスリリースの発信元や連絡先情報を明記しましょう。取材をしたい場合や記事掲載をしたい場合に、記載がされていないと問い合わせができません。
発信元情報には、企業概要や問い合わせ窓口を簡潔に記載して、読者やメディアが安心して問い合わせできるようにしましょう。
1-6.画像・ビジュアルにこだわる
プレスリリースは、視覚的な要素を含めることで、内容がより伝わりやすくメディアへの訴求力が増します。
そのため、商品画像などは明るさを意識して見栄えのよい写真を用意しましょう。
※ホープンでは、プロのカメラマンが明るさや画角にこだわって撮影した素材を使用いたしました。
2.プレスリリースの発信前に知っておきたい6つのポイント
ここでは、プレスリリースを書く際に、知っておきたい6つのポイントをご紹介します。
2-1.有益な情報を提供することを意識して作成する
プレスリリースの目的を単なる情報発信とせず、消費者やメディア関係者に有益な情報を提供するために配信するということを意識して作成しましょう。より反響が得られるよう工夫することが大切です。
その際には、社会的な意義や独自性を感じさせる内容を取り入れ、裏付けとなるデータを加えることで、説得力を持たせると効果的です。
2-2.業界用語や専門用語は極力避ける
プレスリリースは、メディアや業界関係者だけでなく、一般ユーザーにも読まれます。そのため、ターゲットに合わせた言葉選びが大切です。
できるだけ専門用語は避けて、一般の方にもわかる言葉に言い換えるなど意識して記載するようにしましょう。
2-3.誤解を招かないように分かりやすく伝える
プレスリリースを出したからといって、メディアが必ずしもこちらの意図通りに報道してくれるわけではありません。
また、掲載されるかどうかもメディアの判断に委ねられています。メディアに取り上げられたとしても、
意図とは異なる内容で取り上げられるリスクもあります。
そのため、誤解を招かないように分かりやすく、適切に情報を伝えるようにしましょう。
2-4.大きな反響への対応策を準備しておく
プレスリリースによって、予想以上の反響があった場合は問い合わせが急増したり、サーバーがダウンするなどが発生する可能性があります。
このような事態にならないように、様々なことを想定し体制を事前に整えておくことも大切です。
特に問い合わせ対応は、関係者全体でサポートできる体制を事前に構築しておくようにしておきましょう。
2-5.発信する時間帯を考慮する
配信する曜日や時間帯も、プレスリリースの効果に影響します。多くの人が情報を受け取りやすい時間帯や、
業界の動向を見極めて効果的に配信することもポイントです。
たとえば、以下の時間だとメディアの方が見てくれる確率が上がるといわれていますので、参考にしてもらえればと思います。
●時間帯
・平日午前9時~10時頃
多くのメディアが朝の会議でニュースを選定するため、この時間帯に配信すると取り上げられる確率が上がります。
特に火曜日~木曜日の午前中は、月曜の業務が片付き、週末に向けて報道が増えるため注目されやすいためおすすめです。
・昼前の11時~12時
午前の忙しい時間を過ぎたころは、午後のニュース作成や配信が始まる前に見てもらいやすいタイミングの一つになります。
・夕方の16時~17時頃
当日の掲載ではなく、翌日の紙面やWebニュースに掲載される可能性を狙う場合は、ニュースサイクルを考慮して夕方の時間帯に発信するのも効果的です。
※ただし、午前中に配信したものと比べてニュース選定会議のタイミングに影響しにくいため、速報性が求められない場合に限られます。
リリースしたい内容によって、発信する時間帯は検討するようにしましょう。
2-6.発信したらSNSでも発信する
プレスリリースを発信したら、SNSでも拡散を促すようにしましょう。
そうすることで、より知ってもらえるきっかけを増やすことができます。
情報を知るきっかけとなる、入口を増やすことでメディアが気付きやすくなります。
3.まとめ
今回は、プレスリリースのテーマの<後編>をご紹介しました。読者がプレスリリースの内容に興味を持ち、
メディアに取り上げてもらうためには、「5W4H」を用いた構成や視覚的な要素を活用することが大切です。
また、有益な情報を簡潔に、かつ誤解を避けつつ伝える工夫も必要ですし、配信時間帯やSNS拡散の工夫を取り入れることで、よりプレスリリースの効果を最大化することができます。
ぜひプレスリリースを活用されていない場合や、プレスリリースを発信しているが期待した効果が出ていない場合がありましたら、このあたりを意識して発信してみてはいかがでしょうか。
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