ウェブアクセシビリティとは?対応すべき4つの理由

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公開日:2024/10/22 更新日:2024/10/30
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ウェブアクセシビリティとは?対応すべき4つの理由

皆様のWebサイトは、すべてのユーザーが快適に利用できる「ウェブアクセシビリティ」を意識して制作されていますでしょうか。
近年、紙媒体からWebに移行する企業が増える中、誰もがアクセスしやすいWeb環境を整えることが大切です。

「ウェブアクセシビリティ」関心が高まっている背景には、「障害者差別解消法」の法改正の中で「合理的配慮の提供」が義務化されたことが挙げられます。

出典:政府広報オンラインhttps://www.gov-online.go.jp/useful/article/202310/2.html

この改正は、障害を持つ方々を含めたすべてのユーザーがWebサイトにアクセスしやすくするための、きっかけの一つにもなりました。

本記事では、「ウェブアクセシビリティ」の説明と、対応すべき4つの理由を解説します。
ウェブサイトやアプリの開発・運用を担当するIT担当者や、デザインを手掛けるマーケティング担当者の皆様に向けてヒントになる情報をおまとめしましたので、ぜひご覧ください。

◆目次

  1. ウェブアクセシビリティとは何か
  2. ウェブアクセシビリティに対応すべき4つの理由とは?
    1. 「合理的配慮の提供」が義務化されため
    2. イメージアップにつながるため
    3. 売上アップにも良い影響が期待できるため
    4. SEO対策にも効果があるため
  3. まとめ

1.ウェブアクセシビリティとは何か

ウェブアクセシビリティとは何か

「ウェブアクセシビリティ」とは、インターネット上でのバリアフリー化を指します。
高齢者や障害者など心身に制約のある人でも、Webサイトで提供されている情報に公平にアクセス・利用できるための工夫のことです。
視覚や聴覚に障害がある方、あるいは一時的に体の自由が利かない方でも、Web上での操作がスムーズに行えるよう、設計されるべきであるとされています。
情報へのアクセス権を保障するだけでなく、あらゆるユーザーが快適にWebサイトを利用できる環境を整えることが目的です。

視覚障害者が点字ブロックを頼りに安全に移動するように、Webサイトでも同じように配慮が必要です。

さらにウェブアクセシビリティに対応をすることによって、Webを利用するユーザーだけではなく、Webサイトを提供する企業側も双方で様々なメリットがあります。

2.ウェブアクセシビリティに対応すべき4つの理由とは?

ここでは、ウェブアクセシビリティになぜ対応すべきなのか、対応すべき4つの理由を解説いたします。

2-1.「合理的配慮の提供」が義務化されたため

合理的配慮の提供が義務化されたため
「障害者差別解消法」とは、障害を理由とする差別の解消を推進するための法律です。
その中核的な部分が「合理的配慮の提供」になります。
「合理的配慮」とは、障害者からの要望に対し、可能な範囲で必要な対応を行うことを指します。
たとえば、手話通訳の提供、点字や拡大文字を使用したサービスの提供などが具体例としてあります。

この合理的配慮を企業や事業者が義務として提供することで、障害者がより公平に社会生活を送れるようにすることが、この法律の目的です。
そして2024年4月からの改正によりこれまで民間事業者に対して努力義務とされていた「合理的配慮の提供」が義務化されました。

出典:政府広報オンラインhttps://www.gov-online.go.jp/useful/article/202310/2.html

これにより、企業や事業者は、障害を持つ人々が平等に情報へアクセスできるよう、Webサイトやサービスの改善が求められるようになりました。

加えて、「ウェブアクセシビリティ」を高めるには、フォントも読みやすいものを選ぶのがおすすめです。
あらゆる人に配慮した読みやすいフォントとして、「UDフォント」が様々な企業で取り入れられています。

ユニバーサルフォント(UDフォント)についてご興味がある方は、以下の記事もご覧ください。

▼ユニバーサルデザインフォントに関する記事はこちら
 今、ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)が求められている理由とは?誰もが見やすい文字について解説

2-2.イメージアップにもつながるため

企業のイメージアップにもつながるため
すべての人が自由にWebを活用できる環境を整えることに繋がるため、
この対応が企業の社会的責任を果たす姿勢として評価され、ブランディングが強化され信頼性が向上します。

特に、高齢者や障害を持つ方々にもWebサイトの利用がしやすくなることで、企業が多様なユーザー層に対して包括的なサービスを提供する姿勢を示すことにつながります。
その結果、ダイバーシティ推進の観点からもポジティブな評価を得ることができます。

また、法的規制やガイドラインに対応することで、コンプライアンスの面でもリスクを回避するため、社会的な信用力がさらに高まるでしょう。
ウェブアクセシビリティに対応することは、企業のイメージアップや長期的なビジネスの安定性にもつながるといえます。

2-3.売上アップにも良い影響が期待できるため

ウェブアクセシビリティを高めることで、企業の売上に大きく貢献する可能性があります。
誰もがストレスなくサイトを利用できるため、ユーザー体験が向上し、ユーザー満足度が上がります。
その結果、ユーザーがWebサイトを再訪しやすくなり、リピーターの増加や長期的な顧客基盤の拡大に期待ができるため、売上アップにも良い影響が期待できます。

その他にも、ウェブアクセシビリティが高いことで、より多くの潜在顧客にアプローチできる可能性があります。
特に、高齢者や視覚・聴覚に障害を持つ人々がアクセスしやすくなることで、これまで届かなかった市場へアクセスが広がり、新しい顧客層を取り込める場合があります。

また、アクセシビリティの向上によってモバイルデバイスでも快適に利用できるようになると、ECを運営している企業などは売上増加も見込めることでしょう。

ユーザーがストレスなく操作ができる使いやすいサイト構成や、直感的なナビゲーションにより、ユーザーがスムーズに購入まで進めることにつながるため、ウェブアクセシビリティを改善することは、売上にもつながるといえます。

2-4.SEO対策にも効果があるため

2-4.SEO対策にも効果があるため
ウェブアクセシビリティの向上は、SEO対策にも効果を発揮します。
SEO(検索エンジン最適化)とは、WebサイトをGoogleなどの検索エンジンで上位に表示させるために、サイトの内容や構造を調整する取り組みのことです。
簡単にいうと、検索結果でより目立ちやすくするための工夫を行うことを指します。

Webサイトの使いやすさが改善されることで、ユーザーがWebサイトに長く滞在する可能性も高まるため、検索エンジンからも重要なサイトとして評価されやすくなります。

その結果、良い循環となりアクセス数の増加が期待できるため、ウェブアクセシビリティを高めることは、SEO対策にも有効といえます。

3.まとめ

今回は、「ウェブアクセシビリティ」についてご紹介しましたが、いかがでしょうか。
ウェブアクセシビリティを改善することは、Webを使うユーザー側だけでなく企業側も双方でメリットがあります。

そのため、ぜひウェブアクセシビリティをより考慮したWebサイト制作を行っていただけたらと思います。

ホープン(旧社名:プリントボーイ)では、カタログやチラシなどの印刷だけでなくLPやオウンドメディアなどのWeb制作もご案内可能です。

コンテンツ制作に関するご相談がございましたら、お気軽にご相談ください。



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