Webセミナー(オンラインセミナー)で映える資料とは?作成時に意識したい4つのポイント

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公開日:2021/07/09 更新日:2024/09/30
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Webセミナー(オンラインセミナー)で映える資料とは?作成時に意識したい4つのポイント

「オンラインセミナーで映える資料を作成したいけど、その作り方がわからない。」

こんな悩みを抱えているセミナー運営のご担当者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
新型コロナウィルスの蔓延により、リモートワーク、研修・セミナーなどのオンライン化が急速に普及したことで見やすく、わかりやすい資料作成の重要性が高まっています。

そこで、オンラインセミナーの資料作成をする際に意識したいポイントを解説していきます。

 

◆目次

  1. 紙の資料とディスプレイモニターでの見え方の違い
  2. 映える資料の作成方法
  3. まとめ
 

1.紙の資料とディスプレイモニターでの見え方の違い

資料をチェックする男性

ある研究によると人間は、「紙媒体の方が、ディスプレイよりも理解ができる」という結果が出ています。(※1)
同じ情報であっても紙媒体とディスプレイでは脳は全く異なる反応を見せ、紙媒体の方が脳内の情報を理解しようとする箇所である前頭前皮質の反応が強かったのです。

このことから、紙の資料とオンラインで見る資料は、同じ資料でも画面を通すと見え方が変わってくる可能性があると言えます。オンラインでの見やすい資料には、どのような作り方があるのでしょうか。

2.映える資料の作成方法

映える資料の作成方法

その映える資料を作成するためには、5つのポイントを押さえることが大切です。少しポイントを意識しながら資料作成を行うだけ資料の完成度は変化するはずです。それでは、オンラインセミナーで映えるPower Point資料作成のポイントを解説します。
 

2-1.デザインの4原則を意識する

映える資料を作成する際はまず、デザインの4原則を意識することが大切です。資料にこだわることで、成約率アップやリピート率アップなどにつながることが多くなるので、資料作成はしっかりとデザインを意識しましょう。

デザインの4原則とは近接②整列③反復④対比の4つです。1つずつ詳しく説明していきます。

①近接

デザインの4原則(近接)

「近接」とは、関連する要素を近づけて配置することです。関連する情報がバラバラに配置されていると、何と何が関わりあう情報なのかがわかりづらくなってしまいます。そのため、関連する情報を近づけてグループ化し、関連しない情報同士には余白を持たせることが大切です。これによって、一目でパッと関連する情報の識別をすることができるようになります。

②整列

デザインの4原則(整列)

「整列」とは、それぞれの要素に対してルールを持たせ、レイアウトするということです。フォントやサイズ、余白の幅など、資料内にある様々な要素に対してルールを持たせて、それに沿ったレイアウトを行なっていきます。フォントがバラバラだったり、各スライドの余白が異なっていたりすると統一感がなくなってしまい、見づらい資料となってしまいます。しっかりと各要素にルールを持たせ、統一感を意識するようにしましょう。

③反復

デザインの4原則(反復)

「反復」とは、特定の要素ごとにデザインのルールを繰り返すことです。例えば、資料内で複数商品を紹介する場合、それぞれの商品紹介でデザインが異なっていると、統一感がなく、全く違う要素であると認識されてしまう恐れもあります。同じ要素を繰り返す場合には、それに伴ったデザインのルールも繰り返すようにしましょう。

④対比

デザインの4原則(対比)

「対比」とは、要素に優先度をつけ、デザインで強弱をつけることです。資料内の全ての要素は同じフォント・サイズ・色で作成されていた場合、どの要素が重要なのかということがわからなくなってしまいます。そこで、各要素に優先順位をつけ、それに従ってフォント・サイズ・色などをレイアウトしていくことです。各要素に明確な違いを持たせることで、パッと見ただけでも何を伝えたいのかということがわかる資料を作成することができます。

2-2.適度な余白を残す

資料は適度の余白を残すと見やすくなります。PowerPointのスライドにグラフや文字がびっしりと配置されているとどうして窮屈に見えてしまい、映える資料とは程遠いものになってしまいます。そのため、資料全体に余白を残すことが大切です。
もし、入れたい情報が1枚のスライドでは収まらないという場合には、思い切ってスライドを分けることで、すっきりとした資料にすることができます。

2-3.資料に使用するおすすめの色の組み合わせ

資料作成をする際は、配色も意識することもポイントです。必要以上に色を使用してしまうと、どこが重要なのかわからなくなってしまい、結果としてただカラフルな資料となってしまいます。

そのため、資料作成時に使用する色の数は4色までにすると良いです。この4色とは、「背景色」「メイン色」「文字の基本色」、「強調の色」です。これらの色を資料作成前に決めておくと、資料全体に統一感のある見やすい資料を作成することができます。

具体的には、白・ブラウン・黒・ブルーという組み合わせや、白・水色・黒・オレンジという組み合わせがおすすめです。

またご自身で色選びを行う際は以下のポイントに注意するといいでしょう。


  • 「背景色」はシンプルに白を選ぶ
  • なるべく彩度と明度が高すぎない色を選ぶ(目に優しい色を選ぶ)
  • ハレーションに注意して色の組み合わせを検討する
  • 色の持つイメージを意識する
  • 文字の色と背景色にコントラスト持たせる

最初から全てを意識することは難しいかもしれませんので、まずは資料内の色を4色までにするということと、目がチカチカするような色を選ばないようにするということを意識するだけでも映える資料に近づくはずです。

2-4.図やグラフなどを用いる場合のコツ

少し細かい説明をする際は図やグラフなどを用いるとわかりやすくなります。セミナーの参加者の内容理解度を高めるだけではなく、運営者もその図やグラフを用いて説明することで説明しやすくなるでしょう。
オンラインセミナーで図やグラフなどを用いる場合のコツは、以下の通りです。


  • 文字は大きめに
  • 情報の取捨選択を心がける
  • 図やグラフにメリハリをつける

オンラインセミナーの場合、スマホなどの小さな画面でセミナーを視聴する参加者もいます。そういった参加者でもなるべく資料が見やすいように、大きめの文字を使うといいでしょう。図やグラフなどを用いることで、見やすい資料となり、セミナー後にも自然と活用したくなる資料を作成することができます。

2-5.見やすいフォントを使用する

資料においてフォントも資料の印象を大きく左右する要素となっています。資料作成でフォントを選ぶ際には、再現性と視認性を意識して選ぶことが大切です。そのためオンラインセミナーではメイリオやMSPゴシックなどのフォントを使用すると見やすい資料となるでしょう。

この場合の再現性とは、資料作成者以外のパソコンなどでも問題なく閲覧・使用できるということです。セミナーの場合、会場で用意されたパソコンを使用したり、参加者に資料を送付したりすることもあります。

視認性については、見やすく、読み取りやすいフォントを使用するということです。極端に細かい文字や太字で潰れてしまった文字などでは資料が見づらくなってしまいます。一目でわかりやすいオーソドックスなフォントを使用しておくといいでしょう。

また、フォントによってそれぞれのイメージが存在します。そのイメージから逸脱しないようにフォント選びを行うことも重要なポイントです。表現したいイメージにマッチしたフォントを使用することで、より見やすい資料作成を行うことができます。

3.まとめ

本記事ではオンラインセミナーで映える資料作成のポイントについて解説しました。

新型コロナウィルスの蔓延により、急速にリモートワークやオンラインセミナーなどが普及した今、わかりやすく映える資料作成の重要性が高まっています。しかし、その一方で資料作成は大きな負担となる場合があります。そうした場合は、資料作成代行の利用を検討してみるといいでしょう。

一部業務を外注することで、業務効率化につながり、結果的に従業員の働き方改革の一助にもなるのではないでしょうか。資料作成代行以外にも、オンラインセミナーの撮影ブースのレンタルや配信サポートなど、オンラインセミナー運営の総合的なサポートの利用を検討してみるのもいいかもしれません。

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