動画発注時にも役立つ!マルチメディアのファイル形式を解説!

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公開日:2024/04/16 更新日:2025/01/29
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動画発注時にも役立つ!マルチメディアのファイル形式を解説!

皆様は、「マルチメディア」と聞いて何を思い浮かべますでしょうか?

私たちの生活は、スマートフォンやパソコン、タブレット、デジタルサイネージなど、さまざまなデジタルメディアであふれています。
「マルチメディア」とは、文字・音楽・音声・静止画・動画といった異なる情報を組み合わせ、コンピューター上で表現する技術やシステムのことを指します。

しかし、これらの情報を適切に表示・再生するには、それぞれの媒体に適したデータ形式を選ぶ必要があります。
「素材データを準備する際には、どんな形式がいいのか?」お悩みの場合もあるかと思います。
最終的な成果物の出来や、投影自体ができるかどうかにも影響するため、しっかり理解しておきたいところです。

この記事では、マルチメディアのデータ形式について詳しく解説し、制作や発注時に役立つ情報をご紹介します。

◆目次

    1. データ形式とは?
      1. 拡張子とデータ形式の基礎知識
      2. 互換性の重要性
    2. 互換性のある「共通フォーマット」とは?
    3. マルチメディア制作時に必要なデータ形式
      1. 静止画データの種類と特徴
      2. 音声データの種類と特徴
      3. 動画データの種類と特徴
    4. 圧縮方式を知っておこう
    5. まとめ

1.データ形式とは

1.データ形式とは?

1-1.拡張子とデータ形式の基礎知識

ファイル名の末尾につく「.jpg」「.png」「.mp4」などの文字列は「拡張子」と呼ばれ、ファイルのデータ形式を示します。
データ形式とは、アプリケーションがファイルを保存する際の記録方式のことで、拡張子によって識別されます。

1-2.互換性の重要性

アプリケーションによっては独自のデータ形式を採用しているため、異なるソフトウェアでは開けないことがあります。
これを「互換性がない」といいます。たとえば、Adobe Illustratorのネイティブ形式「.ai」は、Illustrator以外のソフトでは開けない場合があります。
また、同じIllustratorでもバージョンが異なると開けないことがあるため、制作ソフトのバージョン管理も重要です。

2.互換性のある「共通フォーマット」とは?

固有のデータ形式もあれば、互換性のある共通のデータ形式(共通フォーマット)もあります。OSやアプリケーションに依存しないものです。代表的なものに、テキスト形式(.txt)、CSV形式(.csv)、PDF(.pdf)があります。
ソフトウェアやOSに依存しない「共通フォーマット」は、多くの環境で開けるため、データのやりとりに適しています。

【記事】1922_3.jpg
外部のプロにWebサイトや、パンフレットやポスターなどの印刷物を依頼する際には、よくPDFが利用されます。
クライアント側と依頼を受けている側がWindowsやMacなどの異なるOSを使っていたり、アプリケーションソフトが違っても、確認や校正などデータをチェックする際に同じ体裁で確認することで認識違いを防いだり、印刷用データに使用することでミスを防いだりすることができます。 

3.マルチメディア制作時に必要なデータ形式

 以下に、マルチメディア制作時に用途別に必要となるデータ形式をご案内いたします。
動画やWeb、印刷物などでそれぞれ適したデータ形式は異なっていますので、この機会におさらいしておきましょう。

静止画データの種類と特徴

【記事】1922_4.jpg

WebサイトではJPGやPNGが一般的ですが、高解像度が求められる印刷物では「TIFF」で提供するのがおすすめです。

音声データの種類と特徴

【記事】1922_6.jpg音楽配信や動画の音声にはMP3が多く使われていますが、スタジオ録音や映画音声では「WAV」を推奨しています。

動画データの種類と特徴

【記事】1922_5.jpg

動画制作では、コーデック(※圧縮方式)も重要です。MP4は汎用性が高いため、SNSや企業動画にも適しています。動画に関しては、MP4を基本フォーマットとして選択するのが無難です。

※圧縮方式に関しては、以下にご説明いたします。

4.圧縮方式を知っておこう

データの圧縮には、「可逆圧縮」と「不可逆圧縮」の2種類があります。

  • 可逆圧縮
    圧縮後に完全に元のデータに戻せる(例:PNG、ZIP)

  • 不可逆圧縮
    データの一部を削減するため、元に戻せない(例:JPG、MP3)

不可逆圧縮はデータ容量を抑えられるため、Web向けに適していますが、品質が求められる印刷物や高音質の音楽データには可逆圧縮の形式が推奨されています。
動画は映像と音声の大容量のデータが組み合わされたもので、「コーデック」と呼ばれる圧縮・伸張の技術で圧縮された「映像ファイル」と「音声ファイル」の2つのデータファイルを、コンテナと呼ばれる1つのファイルにまとめて、それを同時に再生しています。
コーデックは鍵のようなもので、動画を再生する時には圧縮した時に使用した「コーデック」と同じ「コーデック」を使用する必要があります。 

5.まとめ

【記事】1922_1.jpg
今回は初めて動画などのコンテンツ制作を外注する方に向けて、マルチメディアのデータ形式について簡単な解説をさせていただきました。
例えば、自分自身で動画編集を行う際にはMOVやAVIなどのOSの標準規格を利用することが効率的なこともありますが、最終的な成果物を何とするか、どの媒体に公開するのかによって適切な素材、必要なデータ形式は変わってきます。
どのようなコンテンツもコミュニケーションを目的として作られるものであるため、その内容が重要なことはもちろん、視聴者・利用者がストレスなくその情報を受け取れるよう、適切な形式を選択して制作することが重要です。

コンテンツ制作の際には、その道のプロに任せることもおすすめです。コンテンツ全体の質を向上させることができます。

ホープン(旧社名:プリントボーイ)では、お客様がお伝えしたいブランド推進のためのコンテンツ制作づくりをサポートいたしますので
撮影スタジオも完備していますので、動画制作やその他コンテンツ制作に関するご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。


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BST編集部
HOPEN(旧社名:PRINTBOY)のを企画・運営する部門がお届けする、業務改善お役立ち情報サイト”BST”の編集チームです。
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