企業が競争力を高めるためには、優れた人材の採用が欠かせません。そのためには、採用活動を効果的に行うためのブランディングが重要です。
人材採用の際にはミスマッチを防ぐために、企業の風土や価値観、想いに共感する方を採用したいというニーズがありますが、
文章だけでは伝わりにくい働く様子や会社の空気感等を表現するために採用動画の制作は有効な手段です。
動画を活用したブランディング(ブランドムービーの制作)は、視覚的に魅力を伝えやすく、求職者に強い印象を与えることができるためおすすめです。
本記事では採用活動につながる動画ブランディングのメリットと、おすすめの採用動画を5つご紹介します。
人事・採用のご担当者様など、動画ブランディングにご興味がある方はぜひご覧ください。
◆目次
1.動画ブランディングで採用動画を制作するメリット
ここでは、動画ブランディングにおける採用動画を制作するメリットをご紹介します。
1-1.応募者数の増加
採用における動画ブランディングの効果として、まず挙げられるのは応募者数の増加です。
従来の採用活動では、求職者が企業の文化や職場環境を理解するには限られた手段しかありませんでした。
しかし、動画を活用することで、求職者は企業の日常的な雰囲気や具体的な仕事の流れを視覚的に理解しやすくなります。
これにより、応募へのハードルが下がり、結果として応募者数の増加につながります。
たとえば採用動画の一つの事例として、社員の一日を追ったドキュメンタリー形式の動画や、職場ツアーの映像は、
求職者にとって「自分が働いている姿」を具体的にイメージしやすくする効果があり、エントリー意欲を高められるかもしれません。
山科精器株式会社の「会社案内」は、社員の職場での様子を伝えているため、求職者は、応募にあたりイメージができるためより共感をした方に応募いただける可能性が高まります。
▼山科精器株式会社 会社案内
引用元:山科精器株式会社 公式YouTubeチャンネル 『山科精器株式会社 会社案内』
URL :https://www.youtube.com/watch?v=HL356D8irXw
新卒採用向け動画の事例:ラディックス株式会社
ラディックス株式会社の新卒採用動画では、動画の中で仕事の私と休日の私という形をとって、ワークライフバランスを保ちながら活き活きと働いている様子を表現しています。
このような情報も動画を通じてよりリアルな感覚として伝わるため、長く働き続けることができる印象を与え、応募意欲を高めることが出来るといえるでしょう。
▼RADIX新卒採用動画 『私がメリハリをもって働ける理由』編
引用元:ラディックス採用 公式YouTubeチャンネル RADIX新卒採用動画 『私がメリハリをもって働ける理由』編
URL :https://www.youtube.com/watch?v=2WPvWG0ibUA
1-2.応募者の質の向上
動画は企業の魅力を伝えるだけでなく、企業の求める人材像を明確に表現するためにも効果的です。たとえば、働き方や企業文化、社員の声をリアルに伝えることで、企業にマッチする人材とそうでない人材が早い段階で選別されます。
その結果、動画を通じて応募してくる人材は、企業のビジョンや価値観に共感した高いモチベーションを持つ求職者である可能性が高くなります。
これにより、採用活動において「数」だけでなく「質」の向上が期待できます。
ミスマッチを防ぐことができれば、離職率の低下や社内の定着率向上にもつながるため求職者と採用側どちらのメリットにもつながります。
社員座談会動画の事例:株式会社ロフト
株式会社ロフトの採用サイトでは、座談会形式で入社してからのギャップについて語る動画を公開しています。
この動画により、実際に働いている方のイメージも伝わるため、求職者は安心し、また価値観に共感して応募してもらえる確度が高まるのではないでしょうか。
▼台本のないチーフ座談会
引用元:『台本のないチーフ座談会|ロフトの仕事 - LOFT』
URL :https://loft.hartech.co.jp/2025/chief_talk.html
採用向けコンセプトムービーの事例:株式会社リクルート
株式会社リクルートでは、様々な年次や、領域、職種の13名にそれぞれの「PLAY RECRUIT」を聞く動画を公開しています。
求職者に対して、自分の働く姿やキャリアイメージを想像させ、よりモチベーションを高める効果が期待できます。
▼【リクルート新卒採用】コンセプトムービー
『PLAY RECRUIT, PLAY OPPORTUNITIES.』(Short Ver.)
引用元:株式会社リクルート 公式YouTubeチャンネル 『【リクルート新卒採用】コンセプトムービー『PLAY RECRUIT, PLAY OPPORTUNITIES.』(Short Ver.)』
URL :https://www.youtube.com/watch?v=YH2qyPanqK4
1-3.応募後の定着率向上
採用動画で企業の実際の職場環境や働き方を事前に知っている求職者は、入社後のギャップを感じにくいという特徴があります。採用後の早期離職は多くの企業にとって課題ですが、動画によって入社前から職場のリアルな姿を伝えておくことで、このギャップを最小限に抑えることができます。
特に、入社後に感じるカルチャーショックを防ぐことができるため、長期的な定着を見込める可能性が高くなります。
企業文化や、職場の雰囲気が具体的にどのようなものかを伝える採用動画は、ミスマッチの回避に有効です。
会社紹介動画の事例:株式会社ヤマウチ
株式会社ヤマウチの「企業紹介ムービー」は実際に働いている社員の姿や雰囲気が感じられ、より求職者にとっては事前に職場の雰囲気がわかるので、ミスマッチ回避に有効といえます。
▼ヤマウチ 企業紹介ムービー
引用元:株式会社ヤマウチ 公式YouTubeチャンネル 『ヤマウチ 企業紹介ムービー』
URL:https://www.youtube.com/watch?v=RiEjTnfpwmo
1-4.SNSや口コミでの拡散効果
効果的な動画は、SNSなどを通じて話題になることがあります。動画が目に留まることで、応募動機に繋がる可能性があります。
若年層の求職者はSNSを通じて情報収集を行うため、特に、新卒採用を強化したい場合は動画がおすすめです。
また、SNSでの共有や口コミを通じて動画が広がれば、企業の知名度向上やブランドイメージの強化にもつながり、長期的な採用活動のベースを築くことができます。
それにより動画の認知度が高まり、多くの方に視聴されることで、求職者のパートナーや家族、友人などの目に触れ、周囲の安心感を醸成する効果も期待できます。
1-5.データ分析による成果の最大化
動画を採用ブランディングに利用するメリットとして、、様々なデータを踏まえて分析することができることも挙げられます。
視聴回数、視聴時間、エンゲージメント率(いいね、コメント、シェアなど)を分析することで、どの部分の動画が視聴者に響いたのかを具体的に把握できます。
これらのデータを基に、次の動画制作や改善に役立てることで、より効果的なコンテンツ制作に繋げることができます。
2.まとめ
採用活動における動画ブランディングは、応募者数と応募者の質の向上、定着率の改善に効果があるというのをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。さらに、SNSや口コミを通じた拡散効果やデータ分析を活用した効果測定によって、採用活動全体の効率化と精度向上が期待されます。
動画という視覚的でエモーショナルなツールを駆使することで、企業はより魅力的で効果的な採用ブランディングを実現できるでしょう。
ホープン(旧社名:プリントボーイ)でも、採用強化のためのブランドムービーやコンセプトムービーなどの制作が可能です。
採用説明会で使用する会社紹介の資料のブラッシュアップなどもご支援可能ですので、コンテンツ制作に関するご相談がありましたらお気軽にご相談ください。