新型コロナがサプライチェーンに与える影響とは? リスク回避に今こそBCP戦略を

新型コロナがサプライチェーンに与える影響とは? リスク回避に今こそBCP戦略を

 

新型コロナウィルス感染拡大に伴う営業縮小により、多くの企業が実店舗での売上減少に陥りました。事業継続のため、オンラインショップやデリバリーでの商品提供に注目が集まっています。

BtoB事業においても、対面営業が封じられるケースが増えています。対面営業をECなどにシフトし、デジタルサプライチェーンに移行することで事業継続を図ろうとする動きがあります。
このような事業の変化に伴い、在庫管理~販売に至るサプライチェーンの見直しと、さらなる体制強化が多くの企業にとって喫緊の課題になってきました。

物流アウトソーシングサービスを提供している弊社プリントボーイにも、新型コロナに影響されるリスク回避に対するご相談を多数いただくようになりました。
そこで今回は、withコロナのサプライチェーンにスポットを当て、業務継続を図るためのリスク回避策をご紹介します

 

コロナ禍で取り組むべき「事業継続への備え」

もし自然災害などの非常事態が発生したらどんな問題が起こるのか――。
企業に影響を与えるリスクを洗い出し、被害の軽減と早期事業復旧をめざすアプローチを「BCP」と呼んでいます。
 

■BCP(事業継続計画)とは?

BCP(Business Continuity Plan)とは「事業継続計画」を指し、自然災害などさまざまなリスク下においても事業経営を継続するとともに、事業の社会的ニーズも満たすための計画を策定することです。
特に、商品を製造・調達し、お客様の元にお届けするまでのサプライチェーンにおいて、物流の停滞は死活問題となります。

2011年の東日本大震災の教訓からその必要性が認知されるようになったBCPですが、これまでは”いつ発生するか分からない災害”に対してコストや労力などの負担ができないという意見も根強く、BCPを策定する企業の割合は決して高いとは言えませんでした

しかし現在は、新型コロナウィルスの感染拡大により、さまざまなリスクに対応できる包括的なBCPの必要性がクローズアップされています。
 

■物流BCP策定のガイドライン

災害発生で混乱した状況においても事業を継続、早期回復するためのサプライチェーン戦略をまとめた「物流BCP」を策定することを国土交通省も促進しています。

事業継続計画書に盛り込むべきガイドラインとして、

(1)人材の確保・育成
(2)BCP発動時の体制の確立と人的支援・支援体制の整備
(3)施設・輸送力の確保対策
(4)作業の標準化・従業員の多能化

などが挙げられています。

具体的には現地の復旧他拠点での代替非被災地の拠点への移管代替輸送ルートの確保などの手順を予め定めておくことが推奨されています。

 

新型コロナの影響によるリスク対策の変化

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災害からの早期復旧をめざす切り札のBCPですが、今回の新型コロナウィルスのように収束の時期が見通せないパンデミックに適用するには困難な点もあります。BCPを新型コロナ感染拡大下で実施するにはどのような課題があるか見ていきましょう。
 

■二拠点化で在庫・出荷するリスク分散が必要

従来の物流BCPでは、災害が発生した場合、他の地方にある拠点から出荷を行ったり人的応援をしたりすることで事業継続を図ることが一般的でした。

しかし新型コロナの集団感染が発生した場合、その拠点は業務を停止せざるを得なくなります。他拠点から応援に行くこともできません。
そこで、1拠点に集約するのではなく2拠点以上で在庫・出荷する体制が求められるようになりました。
首都圏など売上構成比の高い商圏では、1つのエリアで二拠点化を図ることでリスク分散を行うというのも、新しいBCP戦略の事例となっています。
 

■読めない需要変動への柔軟な対応が求められる

新型コロナが完全に収束するまでは、行動の自粛、消費喚起策、市場環境の変化などにより商品の需要が急速かつ急激にアップダウンすることが見込まれます。

運送や梱包・加工などの物流業務は労働集約型で、物流コストのうち多くを人件費が占めています。
需要が盛り上がると通常の物流の何倍にも増える一方で、急激な需要冷え込みで作業量がほぼゼロになる恐れもあります。

そのような環境下で、倉庫の運営や、採用・育成を含む人件費を固定費として自社でまかなうには限界がある状況と言えるのです。

 

物流コストの変動費化でリスクを回避

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前述のように、先が見通せない新型コロナ対策のBCPを策定するためには、どんな方針を盛り込むと良いのでしょうか?
その鍵は「人件費を固定費から変動費に変える」こと、つまり自社だけで人員を抱えずアウトソーシングを上手にご活用いただくことが有効です。

プリントボーイでは、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)のパートナーとして、BCPを初めて導入する企業様を方針の検討からサポートさせていただきます。

サービス詳細 業務運営効率化支援向けBPO「meet!」
 

■繁閑やコロナの影響度合いに応じた出荷依頼

方針の一つ目は、新型コロナによる緊急事態発生時の支援体制の整備です。

すでに自社の物流拠点は構築しているものの、BCP対策として二拠点化による分散出荷を導入されたい企業様に、弊社プリントボーイの物流アウトソーシングをご利用いただいております。
BCP予算の確保が難しい企業様にも、物流拠点増加に伴うシステム投資は一切必要なく、倉庫の賃料、人件費などの固定費も不要でフレキシブルにご利用いただけるのが特長です。

【プリントボーイのアウトソーシング導入メリット】

  • コロナ収束まで一時的に分散出荷するといったBCP対策が可能です。
  • BCP対策上、優先度が高い商品を扱うバックアップ拠点としてご利用いただけます。
  • 大量受注や季節商材などにご利用いただくことで、通常業務への影響を最小限に抑えられます。

新型コロナウィルスの感染状況に合わせ、この製品だけ、このキャンペーンだけは出荷維持したいといったリスク回避に柔軟にご利用ください。
 

■効率化と作業品質の確保を両立するソリューション

方針の二つ目は、作業の標準化への取り組みです。

「うちの業界は特殊だから」
「専任の作業者しか分からない業務だから」

というお客様の相談にお応えできるのが、プリントボーイの物流アウトソーシングサービスです。あらゆる業種のお客様から選ばれているのは、プリントボーイがアセンブリに強みを持っているからです。
標準化が難しく、なかなか作業効率が上がらない業務についても、ぜひ一度ご相談ください。

【プリントボーイのアウトソーシング導入メリット】

  • 手作業ならではの丁寧さで、最終梱包まで見栄え良く仕上げています。お客様からも高評価をいただいています。
  • お客様ごとに異なる注文内容に対応するアソート作業の実績が豊富で、スピーディーで誤出荷率を最低限に抑えた作業品質を担保できます。
  • 多品種、小ロットの商材の管理に精通しており、小規模なEC事業の物流もお任せいただけます。
  • 管理表を分かりやすく改訂するなど、業務プロセスの改善にも力を入れており、継続利用いただいても安心です。

守りのBCPだけでなく、新型コロナの影響で急増した通販のニーズに対応する攻めの戦略にもお応えできるのが、品質と機動力を備えたプリントボーイの物流アウトソーシングです。

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■カスタマーサービスのバックアップ体制を準備

また三つ目の方針として、発送拠点だけでなくカスタマーサービスにも分散配置をお勧めしております。

【プリントボーイのアウトソーシング導入メリット】

  • 受電対応メールでのお問い合わせへの回答業務など、スタッフによる窓口代行に幅広く対応しています。
  • フルアウトソーシングにも一部委託にも柔軟に対応しており、非常事態発生時のお客様窓口全面停止リスクを回避できます。
  • 開始前に必要となるマニュアル整備などもお引き受けしておりますので、導入時の負担を軽減いただけます。

オフィスのBCP対策では、出社⼈数を減らし、さらに⼈を密集させない⼯夫が必要となります。
自社スタッフを守るという大切なBCP対策に、プリントボーイをぜひご利用ください。

 

まとめ

新型コロナに対応するためのBCP戦略には、売上構成比の高い商圏内での二拠点化や、読めない需要変動への柔軟な対応といった、自然災害とは異なるアプローチが必要です。

サプライチェーンのリスク対策には、人件費の増加が大きなネックとなりますが、アウトソーシングを利用することで、固定費を変動費化できるという効果があります。
BCPと言ってもどこから手を付けていいか分からないといった場合も、まずプリントボーイにご相談ください。
それぞれの事業に適したBCP戦略とアウトソーシングメニューをご提案させていただきます。

コロナ禍で”集まって作業する”ことが難しくなってしまっても、サプライチェーンをトータルにサポートできるプリントボーイのサービスをご利用いただくことで、安心して事業継続いただくことができます。
リスク回避にもなり、二拠点化にもなると言えるでしょう。

 

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BST編集部
PRINTBOYの新規事業を企画・運営する部門がお届けする、業務改善お役立ち情報サイト”BST”の編集チームです。多種多様なメンバー+その時々のゲストメンバーで、皆様の日々の業務における”困った””わずらわしい””こうだったらいいのに”を解決する情報をお届けします!