
企業の社会的責任(CSR)がますます重要視される中、環境に配慮した素材を活用することが、企業のブランド価値向上に直結するようになっています。
特に、SDGsやグリーンリカバリーの潮流の中で、環境に配慮した紙の導入は、気軽に始められるサステナブルな取り組みのひとつです。
紙製品は、デジタル化が進む中でも完全にはなくなりません。名刺、パッケージ、DM、カタログなど、多くの場面で使用されています。
それならば、今回ご紹介いたします環境に配慮した「再生紙」や「バガスペーパー」を選択しませんか?
本記事では、「バガスペーパー」の特徴と活用方法を紹介しながら、企業がどのように再生紙を取り入れられるかについて解説します。
この記事はホープン(旧社名:プリントボーイ)が創業より続けているアナログコミュニケーション、“お元気ですかはがき”のテーマと連動した記事となります。
記事で紹介しました環境に優しい用紙の実物を “お元気ですかはがき”としてご希望のお客様のお手元にお届けいたします。記事とあわせて是非ご覧ください。
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●広報担当者
●SDGs推進プロジェクトメンバーの方
●製品企画担当者
●セミナー、研修企業の運営担当者

●今日から取り組める気軽なSDGsの目標達成の取り組みについて学べる
●バガスペーパーを使った販促の方法のヒントが得られる
●FSC®認証を活用したブランディングのヒントが得られる
◆目次
1.バガスペーパーとは?
1-1.バガスって何?
バガスとは、サトウキビの搾りかすを原料とした再生紙の一種です。サトウキビの年間生産量は約12億トンといわれており、それに伴い約1億トンのバガスが発生しています。
1-2.バガスの活用はSDGsの観点でもメリットがある
これまでは多くが廃棄されていましたが、バガスを紙原料として活用することで、ごみを減らしリサイクルに貢献するのです。また、木材使用量も削減するため、森林保護にも貢献できます。
バガスペーパーを活用すると、SDGsへの貢献にもつながります。例えば10万トンのバガスパルプを生産すると、300万トンの立木伐採を抑制し、それが40万トンのCO2削減に繋がります。(SDGs 項目13・15)
さらに、バガスは砂糖を生産する際の副産物であり、毎年定量を算出するため素材として安定的に供給されるため、従来の紙の原料となる木材のように伐採する必要がありません。
これにより、持続可能な原材料供給が可能となり、森林の保全だけでなく、生態系への影響を最小限に抑えることができます。
また、バガスは軽量で加工しやすい特性があり、紙の製造プロセスでもエネルギー消費を抑えることができます。
特に、バガスパルプを活用した紙製品は、従来の木材パルプと比べて製造時のCO2排出量を削減できるため、環境負荷の低減に寄与します。
その他、バガスパルプ工場ではバガスをボイラーで燃やして機械の稼働エネルギーなどに利用しており、バガスは「バイオマス燃料」としても活用するため、バガスペーパーはクリーンエネルギーで製造することができます。(SDGs 項目7)
海洋環境問題の主要因であるプラスチックについても、紙への代替が世界的に盛んになっており、バガスペーパーを利用すれば海と陸、両方の環境保護を同時に実現することが出来ます。(SDGs 項目14)
また、五條製紙社の販売するバガスパルプ製品のサプライヤーは、近隣のサトウキビ農家に対して農業技術の教育や設備システムの提供を行っており、このことが発展途上国の自立へ向けた知識と教育を身に付ける機会に繋がっています。(SDGs 項目1・2・4・8)
SDGsについてご興味がある方は以下の記事をご覧ください。
▼SDGsに関する記事はこちら
SDGs(エスディージーズ)の取り組みは必要?|企業にもたらすメリットを解説!
1-3.バガスパルプが出来るまで(五條製紙社提供)
サトウキビを原料としたバガス(搾りかす)のリサイクルの流れは以下になります。
・サトウキビの収穫
サトウキビが収穫され、製糖工場へ運ばれます。
・砂糖の製造とバガスの発生
製糖工場で砂糖が生産される過程で、バガス(サトウキビの搾りかす)が副産物として発生します。
・バガスの活用(パルプ化・エネルギー化)
バガスはパルプ工場で加工され、バガスパルプとして製造されます。
一部はバイオエタノール工場で処理され、バイオエタノールとして利用されます。
さらに、バイオマス発電の助燃剤としても活用されます。
・バガスパルプから紙製品へ
バガスパルプは製紙工場で加工され、環境に優しい紙として再利用されます。
バガスを活用することにより、サトウキビからの廃棄物を削減し、持続可能な資源利用を実現しています。
特に「バガスペーパー」は、森林資源の保護やCO2削減に貢献する環境配慮型の紙として注目されています。
2.バガスペーパーの活用方法
バガスパルプ配合製品は、100%木材からできているバージンパルプ製品よりも用紙のコストは若干UPするものの、安心・安全を提供する飲食、食品、お菓子メーカーさんには特におすすめの用紙です。
パッケージやリーフレット、ショップカードなどにバガスペーパーを利用することで、あらゆる工程で一貫した環境配慮の姿勢をとって取り組んでいることを、お客様、株主の方等ステークホルダーに伝えることができ、ブランドストーリーを確立することができます。
五條製紙のバガスパルプを使用した製品の場合、五條製紙社に申請をすることでバガスマークを表示することができるため、デザインに組み込むことで顧客にも用紙を使用していることが伝わりやすくなります。
▼バガスマーク(五條製紙提供)
今回弊社では、「お元気ですかはがき」の用紙として、バガスパルプを配合したFSC®認証ペーパーを使用いたしました。
静岡県の用紙メーカー、五條製紙社が開発するバガスペーパーシリーズの1つ、「ハイブリッドバガスFS ラフクリーム(260g/㎡2)」です。
※()内は紙の厚さを表しています。
五條製紙より引用
※FSC®認証についてご興味がある方は以下の記事をご覧ください。
▼FSC®認証についての記事はこちら
SDGsへの取り組みを加速する!|森を守るマーク FSC®認証の活用
3.まとめ:SDGsの取り組みにバガスペーパーを取り入れてみませんか?
本記事では、バガスペーパーの特徴と活用についてご紹介しました。
バガスペーパーを活用することで、様々な以下のようなメリットがあります。
・環境負荷を減らしながら、企業のブランディングにも貢献
・サステナブルな取り組みとして顧客に好印象を与える
・再生紙やFSC認証紙と組み合わせて、さらなるエコ施策を実現
紙製品はなくならないからこそ、その素材を環境に配慮したものへと切り替えることで、企業としての社会的責任を果たしながら、ブランド価値を高めることができます。
ぜひ「気軽に取り組むSDGs」の第一歩として、再生紙やバガスペーパーの導入を検討してみていただけましたら幸いです。
ホープンでは、SDGsコンテンツ制作配慮したノベルティ制作や、ブランディングのためのブランドムービーなどの動画制作などお客様のコンテンツ制作をサポートしています。
また、バガスペーパーの紙質など気になる場合は、ご案内も可能でございますので、以下よりお気軽にご連絡ください。
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▼ 参考サイト
- SDGsの達成に貢献するFSC|FSCジャパン
- 「グリーン・リカバリー」が鍵 コロナ禍からの復興|WWF
- #GoToGREEN 当たり前を見直そう|WWF
当社はFSC® CoC認証を取得しています。当社のライセンス番号はFSC-C133621です。
We are certified to the FSC® CoC standard. Our license code is FSC-C133621.
著者プロフィール

- BST編集部
- HOPEN(旧社名:PRINTBOY)の企画・マーケティング部門がお届けする、業務改善お役立ち情報サイト”BST”の編集チームです。多種多様なメンバー+その時々のゲストメンバーで、皆様の日々の業務における”困った””わずらわしい””こうだったらいいのに”を解決する情報をお届けします!