新型コロナウイルス感染症の流行により、会社や店舗ではさまざまな感染症対策がとられています。
ホープン(旧社名:プリントボーイ)では対策の一つとして、社内で飛沫感染防止のためのパーテーションを手作りし、設置しました。材料は全てホームセンターで揃えられる物で作成したことで、コストを抑えることができました。デスク同士で挟み込んでいるので倒れる心配もなく、安心して働けると社員からも好評です。
今回は簡単にできる「パーテーション」の作り方をご紹介します!是非お試しください!
用意する物
・プラスチックダンボール800円/1枚~ 必要枚数購入
(弊社では縦180㎝×横90㎝ 半透明を使用)
・養生テープ 150円/1つ~
・カッター
・カッターマット
あると床、机が傷付かずに済みます。なければダンボールなどで代用可。
手順
全体の流れ ※実作業は2人体制で2時間程度です。
計測→カット・貼り合わせ作業→仮セッティング(角丸くしたり、配線など通すため)
【1】計測
パーテーションを置く場所を計測し、プラスチックダンボールの必要枚数を算出します。
A:デスク長辺(合計) →以降「パーツ①」
a1~3はカットに使用する長さです。
★は縦・横のパーツ同士を組み合わせるために必要な部分になります。5㎝ほどで十分です。
B:デスク短辺 →以降「パーツ②」
パーツ①・②を、プラスチックダンボールの中芯と呼ばれる波型の構造が長辺・短辺で交差するように組み合わせて作ります(図1参照)。
このとき、特に重要なのが「高さ」です。作成目的は「飛沫感染の防止」なので、座った状態で向かいが見えない高さが必要です(図2参照)。
弊社では机上70㎝で作成いたしました。
▼パーツ①(長辺)
中芯→横方向。デスク上に、横長に設置するパーツです。
長辺が180cmのプラスチックダンボールを使用しているため、机を繋げた時の横幅にあわせて必要な枚数を計算してください。
▼パーツ②(短辺)
(短辺)中芯→縦方向。※横にすると立てた際に反ってしまうため、縦方向で使用します。
【2】カット・貼り合わせ作業
【1】で出した長さでパーツの不要部分をカット、a1~3の幅に組み合わせるための切り込みを入れます(図3参照)。切れ込み幅はプラスチックダンボールの厚み分になります。
▼パーツ①
・カットしたプラスチックダンボールの短辺を養生テープで繋げていき、1枚の細長いパーツにします。
・デスク長辺の幅・下部から、1/2の高さの位置に切れ込みを入れます。
▼パーツ②
・カットしたプラスチックダンボールの長辺を養生テープで繋げ、2枚で1セットにします。
・貼り合わせた中心・上部から、1/2の高さの位置に切れ込みを入れます。
【3】仮セッティング・PC配線等の処理
貼り合わせたパーツを組み立て、PC配線など通り道の位置を確認し、必要な箇所をカットします。
一番端は何もしていないと反ってしまうので、パーツ②端材から強度補助用パーツを作ります。(写真①参照)
※PCや引き出しなどで支えられる場合、補助パーツは必要ありません。
【強度補助パーツ】
パーツ①の下部と端材の上部に切り込みを入れて、組み合わせたものです。
完成です!!!
以上、いかがでしたでしょうか?
スタッフが安心して働くことができる職場づくりのため、当社では飛沫感染防止のためのパーテーションを手作りいたしました。手作りの良さは、職場の状況にあわせて自由自在に調整ができることです。
皆様の職場でも感染症対策の一つとして、手作りパーテーションを取り入れてみてはいかがでしょうか。皆さまのご参考になれば幸いです。
当社では、SDGsの推進に取り組んでおり、感染症対策は、目標3に寄与するものと考えています。
目標3 あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
今後も、お客様、従業員の皆様が安心して働く事のできる職場づくりのヒントを発信していきます。
これからの記事も是非お楽しみいただければ幸いです。
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著者プロフィール
- BST編集部
- HOPEN(旧社名:PRINTBOY)の新規事業を企画・運営する部門がお届けする、業務改善お役立ち情報サイト”BST”の編集チームです。多種多様なメンバー+その時々のゲストメンバーで、皆様の日々の業務における”困った””わずらわしい””こうだったらいいのに”を解決する情報をお届けします!