知らなきゃもったいない!YouTubeのビジネス活用の基本!

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公開日:2021/04/27 更新日:2024/02/07
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知らなきゃもったいない!YouTubeのビジネス活用の基本!

こんにちは。ICHIGO ICHIE DIGITAL(イチゴイチエデジタル)の店長、佐野です。

当店は印刷・業務運営アウトソーシングサービス会社として50年の歴史を持つ、(株)プリントボーイが運営する、渋谷のデジタルコンテンツ制作・配信サポートショップです。

私の担当記事では、デジタルコンテンツについて、配信についてのお役立ち情報や事例、コラムのご紹介をさせていただきます。

さて、制作した動画を公開するプラットフォームとして、一番メジャーなものとして多くの方が思い浮かべるものはYouTubeではないでしょうか。私が大学生の頃に誕生したYouTubeのサービスは瞬く間に広がり、当時から娯楽として楽しんでいた思い出があります。

1.YouTubeの成り立ち

YouTube公式ブログによれば、2021年4月現在、毎月20億人以上のログインユーザーがおり、毎分500時間以上のコンテンツがアップロードされています。2020年の世界人口は約78億人ですから、毎月世界の約4人に一人はYouTubeにログインしていることになり、人の寿命を90年とすれば、およそ1日で人の一生分!に渡る時間のコンテンツがこの巨大プラットフォームにアップロードされている計算になります。

スマートフォンやタブレットの普及や5Gサービスの開始による視聴環境の改善、機材も手に入りやすくなったことで、これからもさらに拡大を続けていくことは想像に難くないと思います。

そんな一大プラットフォームが誕生してから、今年で16年。その始まりはオンライン決済サービスのペイパル社に勤めている若者たちが、パーティの動画を配るために開発したシステムでした。共同創業者の一人、ジョード・カリム氏が、動物園のゾウの前で「ゾウのカッコいいところは何といっても、めちゃくちゃ長い鼻だよ!」などと話すだけの、微笑ましいたった18秒の動画が、世の中を席巻するサービスに繋がっていくなんてと考えると、奇妙にも思えます。

1-1.最初のYouTube動画「Me at the Zoo」

当時はテレビや有料のビデオでしか見られなかった音楽PVが、インターネット上で無料で見られる!ということで若者たちに大人気となりましたが、すぐに著作権がらみの訴訟、違法コンテンツなど問題が山積するようになります。

誕生して翌年の2006年、Googleに買収されてから法的な問題をクリアし、仕組みや機能が整備され、そこからは他の競合サービスが追い付けないほどの独走状態を作り出し、今に至っています。

YouTubeが2007年よりスタートしたパートナープログラムという報酬制度は、利用規約やコミュニティガイドラインに違反しておらず良好なアカウントに対して広告収益を分配する制度で、広告がついているYouTubeパートナーの動画を再生すると、動画に貼った広告の表示回数に応じて収益分配を受けとることが出来るものです。

いわゆるYouTuberが誕生することになるわけですが、このパートナープログラムによって、クリエイター、広告主、ユーザーの3者による独自の経済システムが構築され、広がることになりました。

クリエイターが面白い動画を作ることで視聴者が増え、広告出稿が増え、YouTubeの収入が増え、クリエイターに還元され、また動画が増えていく。コンテンツの質と量が高まり、広告収入が増えていく、ということの繰り返しで規模が拡大していきました。最近では配信に対しての投げ銭機能を実装しているプラットフォームも多く登場し、クリエイターと視聴者の距離がより近づいています。

2.動画マーケティングの基本はYouTubeに

動画マーケティングとYouTube

Webマーケティングを展開する上で、動画の施策の重要性は増しています。動画をビジネスに活用するためには、YouTubeの自社チャンネルにアップロードした動画を様々なメディアで拡散していくことが効果的です。広告施策は除き、ここでは何故YouTubeを活用するのか、その理由を解説していきます。
 

2-1.Web全体からのアクセスがある

YouTubeの魅力は、YouTube以外の場所でもコンテンツを視聴できる点にあります。例えば、Facebookでは基本的には登録しログインしている人しか投稿を見られないことが前提ですので、投稿した動画は基本的にはFacebook内でしか見られません。

しかし、YouTubeの動画は、TwitterやFacebook、PinterestなどのSNSで簡単にシェアすることができ、SNSのフィードでユーザーに共有されます。また、動画ポータルサイトやまとめサイトで紹介されることもあります。外部サイトにシェア、拡散されていくことで、自分だけでは到達できないユーザー、顧客に見つけてもらうチャンスを作ります。

YouTubeに投稿した動画は、埋め込み機能を使うことでHPやブログなど外部サイトに埋め込むことができます。サイトへの埋め込みについては、当記事の冒頭で紹介した最初のYouTube動画のように、YouTube内で個々に発行される埋め込みコードを貼るだけで簡単に埋め込むことができます。動画がサイトに埋め込まれていることで、滞在時間を延ばすこともでき、間接的にSEO対策に寄与しています。
 

2-2.検索からのアクセスがある

YouTubeは、現在はGoogleに次ぐ検索メディアとも言われています。人々が何かを知りたいと考えた時、動画を検索するという行動が日常化しています。一般的に動画では、ハウツー動画、レシピ動画、チュートリアル動画、プレゼンテーションなどは検索結果上位に表示されやすいコンテンツと言われています。

特に、ハウツー系の動画は上位表示されやすく、例えば「パイナップル 切り方」でGoogle検索してみれば、以下のように動画を含んだ検索結果が上位表示されます。

検索結果

YouTubeはGoogleのサービスの一つであり、アルゴリズムにも相関性があることから、YouTubeを介して動画をアップすることがGoogleへの認識されやすさに繋がり、検索上位に表示されやすくなります。

動画SEO(VSEO(Video Search Engine Optimization)とも呼ばれる)という動画に対するSEO対策がトレンドとなっており、サムネイルを整える、タイトルや説明文、タグなどの周辺情報に適切なキーワードを入れる等、適切なSEO施策を施して関連性の高い動画としてより検索結果上位に表示させる方法も取られています。

2-3.YouTube内からのアクセスが見込める

YouTubeは広告収入で成り立っているサイトであるために、来訪者により多くの動画を見てもらい、滞在時間を増やそうとする仕組みになっています。動画を見ていると、関連動画やおすすめ動画が右横や、終了後に表示されます。

ここには投稿日は関係なく、ユーザーの関心の高い動画が出現されることで滞在時間が自然と増えていくという仕組みであるため、動画の本数が多ければ多いほど表示される可能性が高まります。

視聴者維持率(動画が視聴者の注目をどの程度維持できたかを示す数値)が高いほど、GoogleやYouTube内での検索で上位に表示されるなどの効果もあり、ある程度コンスタントに長期間、自社チャンネルを運営することが効果的です。

▶ おすすめ記事:動画マーケティングの効果とは?|動画マーケティングの手法と成功させるポイント

▶ おすすめ記事:マーケティングのための動画制作とは?|動画制作の相場・動画編集のコツをご紹介

3.「品質」と「継続性」がコンテンツづくりの課題

研修の動画撮影風景

YouTubeを活用した動画マーケティングについてメリットを上げさせていただきました。

テキストと画像のみのページに比べ、動画は多くの情報を伝えることができ非常に便利な側面もありますが、視聴者にとって行動変容を起こさせること、検索上位に表示されることなどの成果を狙うためには、「動画の質」と、「関連性の高い動画をコンスタントに作成すること」が必要になります。

機材が手ごろになり、個人でも撮影や、社内でも担当者をおいて内製化する動きもみられる一方で、手間に比べて思うように成果が上がらない、という声も聞かれます。

例えば、内容(企画)に関してこだわって作成したものの、視聴者維持率が低く、多くの人が最後まで見ずに離脱してしまった…ということがあったとします。そんな時視聴者の心理になると、動画の内容より、動画自体に不要な情報がある、見やすく編集されていないことが気になる、ということが往々にしてあります。

よくある視聴率が落ちる点としては、雑音が気になる、背景が気になる(人が通り過ぎる、物が雑然としている)、テロップやタイトルのテンポが合っておらず内容を理解しにくい、スピーカーの顔に照明が当たっておらず暗い印象を受ける、などで、“動画慣れした視聴者”にとって気になる点ですが、制作をしている当事者は案外気付けないものです。

また、動画はストックコンテンツと呼ばれる中長期的に成果が出やすい施策であり、やればすぐに成果が上がります!というものではありません。

ただし、一度公開した動画は削除しない限り見られ続けることになり、短期的な広告施策とは違う成果をもたらします。(バイラル動画として瞬時に拡散されるケースも勿論ありますが)

YouTubeで関連動画として表示される頻度を高めるためには、動画コンテンツをある程度継続して増やしていく必要があります。外注だけで動画を増やしていくことは費用的に難しい、かといってすべて内製で行うことも品質の維持を考えると難しい。

そういったお悩みに対しては、外注するコンテンツ、内製化するコンテンツを切り分けて依頼していくという、ハイブリッド型も解決策の一つです。

特に外注した方が良い動画コンテンツとしては、会社案内や、検索されやすいハウツー系動画、PR動画が向いています。動画マーケティングを進める上では、こうした棚卸をしていくことも重要です。

まとめ

YouTubeの成り立ちから、そのビジネス活用についての概略をお伝えさせていただきました。

動画施策は、5G通信環境が整備されよりストレスの無い視聴環境になることや、多用途での活用のしやすさ、非対面の時代の販売促進策として挑戦する会社が増えており、ストック型コンテンツであることから、競合よりも早く始めることが有利になります。

とは言え、上述した通り、動画の品質向上、継続したコンテンツづくり、また検索意図にあって上位表示される動画づくりと考えると、骨が折れるものです。自社で制作できるもの、プロフェッショナルに外注することで効果を見込めるものの見極めを行いながら、自社商品、サービスにあった動画マーケティングを探っていくことが必要になります。

ビジネスの成果を高めるために、YouTubeを活用した動画施策を実行してみてはいかがでしょうか。

ICHIGO ICHIE DIGITAL(イチゴイチエデジタル)は、渋谷宮下パーク前にある、撮影・配信・動画編集スタジオです。機材とスペースのレンタルも行っており、手ぶらで動画撮影・配信をすることができ、サブスペースとして利用することが出来ます。

また、クリエイター、撮影スタッフが常駐しており、企画・撮影・編集を一括でお任せいただくことも可能です。気軽に動画施策を始めてみたい!という方におすすめですので、お問い合わせ・ご見学をお待ちしております。

 ICHIGO ICHIE DIGITAL 

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