注目される“自発的な学び”とは?|eラーニングの効果とメリット・デメリット

注目される“自発的な学び”とは?|eラーニングの効果とメリット・デメリット

 

リモートワークの普及により働き方は多様化し、人材育成やコミュニケーションは以前より難しくなっています。終身雇用慣行が崩れつつあり、人生100年時代の中で企業だけでなく、個人にとっても自身のスキルや価値を高めることが必要になっています。

かつては、企業・組織がその従業員、職員に提供する教育は、集合型研修等の対面式の教育が主流でした。そこには時間、費用、勤務体制、組織の体質により、研修を受けられるメンバーが限られるというデメリットもありました。

新型コロナの影響により、これまで「集合型対面式研修」を教育のスタンダードとしていた組織でも、オンラインセミナー、eラーニングを取り入れるケースが増えていきました。
オンライン研修はこれまでの集合型対面式研修のデメリットをカバーし、また新たな学び方を提示しています。

当記事では、オンライン型の研修の一つである、eラーニングについて解説します。

 

1.eラーニングのメリット

eラーニングを受講する女性
eラーニングのメリットを4つ紹介します。
 

1-1.多様化する働き⽅に適合できる

働く場所や時間など、ワークスタイルが多様化する中で、これまで通りの集合型研修の運⽤が難しくなりつつあります。テレワークを採用している会社では、研修のためだけに出社をさせることが難しかったり、集合するオフィスそのものが無いケースもあります。

また、「時短勤務」のメンバーは時間の制約が大きく、朝早くや⼣⽅遅い時間からの研修には参加できない、あるいは限られた業務時間の⼀部を割くことになるため、業務の都合が合わせられなければ参加することができません。

システム会社では客先で常駐するケースもあると思いますが、その場合は現場の客先オフィスを離れて研修に参加することが難しいという事情もあるかと思います。

そんな時に、それぞれが時間を⾒つけて学ぶことができるeラーニングは最適な手段と言えます

移動中や隙間時間に学習することができ、またPC、タブレットやスマートフォンなどの携帯するデバイスで動画コンテンツ等を閲覧できるため、移動の多い方も荷物が少なくて済みます。
 

1-2.⼿間がかからない

集合型研修を1回開催するだけであっても、準備段階で、⼈事・総務の担当者は多⼤な時間と労⼒を割くことになります。

受講者の選定、それぞれの勤務形態や勤務場所に配慮した研修の日時・場所の設定、遠隔地の方が参加する場合の宿泊先や移動手段の考慮、規模による会場の検討、講師の選定、カリキュラムの検討など、検討事項は多岐に渡ります。

それを規模によっては複数回開催する、内容を変えて開催する、となると負担はさらに重くなります。こうした調整にかかるコストを、事前に録画・編集した動画コンテンツを中心とした研修、eラーニングに置き換えることで、大きく削減することができます。
 

1-3.コスト削減に繋がる

集合型研修が必要だと考えていても実現できない企業の方々の本音として、「予算感が合わない」というコスト面の理由も多いのではないでしょうか。

集合型研修では、多くの従業員の方の⽇程調整や交通費、宿泊代などが発⽣する、外部講師を利用する場合は派遣費用が発生するなど、費用も高額になることがあります。

研修の内容を見直し、集合型対面式の研修でなくても対応できることはeラーニングにする、また独自の動画教育コンテンツを作成しそれを各自の端末で繰り返し再生できるようにすることで、費用面の負担を抑えることができます。
 

1-4.自発的な学習による学習効果UP

集合型研修のデメリットとして、「受講者の平均的なレベル」に合わせて授業を展開する必要があります。

そのため、平均値を上回る「デキる人」は研修内容に退屈しモチベーションがダウンする、平均値より理解のペースが追い付かない人については研修の内容に遅れが生じるなどの問題が発生します。

また、集団で複数回に渡り研修を行う場合、病気や業務上の都合で当日参加が出来ない場合、研修の内容に追いつくことが難しくなります。個別の学習状況にあわせて柔軟に対応できるeラーニングは、これらの課題の解決に寄与します。

デキる人は自主的に次の課題、⾃⾝の成⻑に繋がる課題を決め学習ができ、理解度に自信の無い人はそのコンテンツを繰り返し観ることで不明点を確認できるなど、個人にあわせ、適した学習方法を選択できます。
自発的な学習を行う習慣がつくことは、“学び合う組織づくり“に通じ、企業の力を強くします。

 

2.eラーニングのデメリット

eラーニングのデメリット
メリットを取り上げて参りましたが、eラーニングにはデメリットもあります。
 

2-1.受講環境のハード面での準備が必要

PC、タブレット、スマートフォンなどのデジタルデバイスが必要となります。

また、Web上のコンテンツ、動画を再生するためのネットワーク環境が整備され、ストレス無く受講できることが学習効果を高めるためには必要です。

企業にとっては受講環境を整えるための設備投資が必要になりますが、これまでの集合するために発生していた場所、人件費、交通費などの費用が抑制できる点での費用対効果を考えて検討するとよいでしょう。
 

2-2.モチベーションの管理が難しい

自発的な学習ができるというメリットは、裏を返せば人により学習への取り組み度に差が出てしまいやすいことがデメリットになります。

特に、必須の学習内容に関しては業務時間として明確に指示をする、評価制度に学習の進捗度を加える、テストをするなど、制度の部分でも学習を促す工夫が必要となります。
 

2-3.自社の業務にあったコンテンツづくりが必要

一般的なマナーに関しては、大きな変化は少ないため、外部の教育研修を活用したり、既存のeラーニングサービスを利用することも選択肢の一つであり、その方が教育コストの削減に繋がることも多いでしょう。

ただ、自社ならではの業務、コア業務に関しては、既成のコンテンツではカバーできない部分も多いものです。

特にサービスや、営業、商品知識などのマニュアル系の動画コンテンツはOJTだけで教えていくことに限界があるため、動画コンテンツが有効になります。これらをeラーニングのコンテンツとして増やしていく場合、その制作にかかる人的リソースが必要になります。
 

2-4.視聴を続けられる内容かどうか

動画は音、映像、テロップなどの言語情報でわかりやすく伝えられる部分もあり、多くのメディアで利用されていますが、これから働く若年層にとってはデジタルデバイスでの短時間の動画視聴が当たり前になっている分、集中力を保ちづらいと言われています。

動画視聴は集合研修のようなインタラクティブ性が少なく、受動的になりがちであるため、視聴を続けられるような構成や、編集ができるかどうかという点や、ワークシートやテストを用意して学習の定着化をはかるなど、学習効果を高める上では求められる部分です。

 

3.コンテンツ作りは大変…

悩むビジネスパーソン
メリット、デメリットもあるeラーニング。特に大変だと言われるものは、eラーニングで使用できるコンテンツづくりです。

業務の棚卸、設計、シナリオ作り、撮影、編集、公開、変更があればその修正を行うなど、1本の動画コンテンツを作る場合でも時間と手間がかかります。最初は自社の中で動画づくりに詳しい方がチャレンジするものの、負担が集中して通常業務に影響する、担当の方が辞めてしまって更新できなくなる、という声もよく聞かれます。

そんな時には、外部リソースを活用することも有効な手段です。
動画制作を専門に行う会社では、設計、シナリオ作り、撮影、編集、修正まで一括で依頼をすることが可能です。

プリントボーイでは、業務効率化支援のアウトソーシングサービス”meet!“も運営しており、お客様の業務をヒアリングし、動画や文書でのマニュアル作成はもちろん、業務内容によってはBPOサービスにより一括で代行しています。
外部リソースをうまく活用することで、教育研修の質を担保することができます。

3-1.実際に弊社で使用しているマニュアル動画

【1】PowerPointで伝わる提案書を作るポイント動画

【2】運営している年賀状サイトの操作ガイド

 

まとめ

オンライン教育、特にeラーニングが企業の教育、研修にどんな影響を与えているかについて解説して参りました。

オンライン教育のメリットを最大限に活かしたいと感じている企業は多いものの、コンテンツを制作すること、教育対象者の関心を高めること、学習効果を高めることが、研修を計画する側にとって重い負担となっています。

そんな時にはうまく外部リソースを活用することがおすすめです。教育効果を高め、優秀な人材の確保に繋がるeラーニングを検討してみてはいかがでしょうか。

 

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BST編集部
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